アルマイト処理
アルマイト処理
普段の生活で利用している製品、自動車やバイクの工業製品など
幅広い分野で使用される軽くて加工のしやすいアルミニウム。
アルマイト処理は表面を強制的に酸化させて厚くて丈夫な酸化皮膜を作り、
表面をコーティング、耐腐食性に優れたアルミニウム製品を作る事ができます。
アルマイト処理の特徴
01耐腐食性
アルミニウムはさまざまな化学物質と反応しやすいため、変色や腐食(錆)しやすいという欠点がありますが、アルマイト処理をする事で化学的に安定し耐腐食性の向上が見込めます。
02美観
アルマイト処理の皮膜は無色透明でアルミニウムの質感や素材感を損なう事がありません。染料を使用して皮膜の上から着色ができるので、さまざまな色の製品を作ることも可能となります。
03絶縁性
アルミニウムも金属なので電気を通しますが、アルマイト処理で形成された酸化皮膜は電気を通しませんので、優れた絶縁性を発揮します。
04熱伝導率
アルマイト処理をしたアルミニウムは未加工のものと比べて熱伝導率が低くなります。
アルマイト処理の種類
名称 | 膜厚 | 色 | 利用目的 |
---|---|---|---|
白アルマイト処理 | 5μm~10μm | アルミ素材の色 | 美観向上、耐腐食性向上など |
黒アルマイト処理 | 10μm~30μm | 黒 | 美観向上、耐腐食性向上、絶縁性の向上など |
設備能力・対応素材等 | ・処理可能寸法: 白アルマイト:1000x800x300 白アルマイト:2000x800x300 黒アルマイト:1000x800x300 ・対応素材:アルミニウム |